「採用したい=求人媒体を使う」はもうやめませんか?
長年、求人広告と人材紹介の事業に携わってきましたが
今回このような記事投稿の機会をいただけたので思うことを書いてみます。
これまで私は大手媒体から地元密着型媒体と多くの求人媒体を取り扱ってきました。
そんな提供側にいる中で、ずっと心の中のモヤモヤとしてあったのが、
大手企業も中小企業もなぜ同じ手法で採用活動を行っているのか、ということでした。
(自身が営業をしているから、という理由はおいておいて)
大手企業の採用担当者の気持ち
いっぱい応募がきたな・・
2次選考に通しすぎても自分の評価が下がるから〇〇人はこの時点で不採用にしよう。
不採用条件は・・一旦年齢や転職回数にしておくか。。
中小企業の採用担当者の気持ち
大手媒体を使ってるのに全然応募こない・・
もうどこの広告使ったってうちの会社には誰も応募してこないよ。。
状況は多少違うとしても”あるある”ではないでしょうか。
ここで申し上げたいのは、
同じ広告媒体を利用しているにも関わらず利用する背景は全然違う。
そして付け加えるならば、
大手媒体は大手企業向けに作られた媒体である、ということです。
その理由は・・・
お金(予算)をいっぱい使ってくれるから。
大手企業には、求職者側からの視点で多少何か気になるところがあろうが、条件押しだろうが応募するものです。
つまり採用担当者から応募者情報を見た際にシンプル且つ履歴書&職務経歴書が添付されていればいいのです。
しつこいようですがこれは中小企業は全くの逆。
どうやって、なにが伝えられれば、応募してくれるのか。
このPDCAを回していかなければ今後労働人口が減っていく中、
中小企業には今よりも更に採用に苦しむ未来が訪れると思います。
また採用手段として人材紹介もありますが、
①更に紹介手数料が上がる
②そもそもの母集団が少ない候補者を紹介されない
といったことも考えられますよね。
じゃあ、どうしたらいいの?という疑問も湧いてくると思います。
そんな中で私がご提案させていただきたいのは・・
以前より頻繁に飛び交っている言葉ではありますが、地方の中小企業にはまだまだ知られていない言葉です。
オウンドメディアリクルーティングとは・・
自社の運営するメディア(HP、SNSなど)を軸に「自社を主体に」情報&魅力発信し人材獲得に繋げていく手法
最新の情報を最適な表現方法とタイミングで発信することができるため見る側(求職者)にとっても価値のある情報といえます。
既にメリットについて触れましたが他にも考えられるメリットとしては
①就職&転職潜在層へもアプローチできる
②ミスマッチ人材の採用リスクを減らせる
③自社でPDCAを回せる
もちろんデメリットもあります。
①Webマーケティングの知識が必要
②社内の記事制作への協力体制が必要
③定期的&継続的な記事投稿とコンテンツ作成が必要
専属の担当者やインターン生などにコンテンツ制作を担当してもらい、
社内一丸となって自社商品の解説や社員インタビューなどを定期的に更新していきましょう。
せっかく貴社の採用サイトを見つけたのに最終更新が1年前だと少し不安になりますよね。
途中で放置してしまうことが一番のデメリットです。
「なにを」「どんな風に」「何を参考にして」などわからないことが多いと思います。
分からないなりに更新を続けることは求職者から見てもネガティブ要素はないはずです。
いろんなことを長い目で是非試してみてください。
参考までに、これまでCareerchipsがオウンドメディアリクルーティングのご支援させていただいた企業様の実績をBefore&Afterで記載いたします。
事例のご紹介
①A株式会社(福岡県) 従業員数:60名 事業内容:不動産
<Before>
求人広告媒体の利用
前年度採用人数:3名(新卒)
<After>
採用人数:6名(新卒)3名(インターン)
<ご支援内容>
・オウンドメディアの活用
・動画コンテンツの制作
・内定者向けの研修支援とコンテンツとして公開
・通常の新卒採用に加え、翌年度の新卒採用に向けたインターンの受け入れ
②B株式会社(福岡県) 従業員数:75名 事業内容:製造
<Before>
求人広告媒体の利用
前年度採用人数:0名(中途と新卒合わせて)
<After>
採用人数:2名(新卒)3名(中途)
<ご支援内容>
・オウンドメディアの活用
・記事投稿の代行
・企業説明会と選考への同席(RPO)
まとめ
「採用活動=求人媒体に掲載するではない」ということをお伝えさせていただきました。
また9割の求職者は応募意思を決定する前に、
その企業についてHPを訪問し企業理念や求人情報を再確認するとも言われています。
せっかく貴社HPまで来てくれた求職者が、訪問した際に何も情報が得られなかった場合どうなるでしょうか?
もし応募してみようかな・・と思っていたとしても、やっぱりやめとこう。
という判断になってもしょうがないと思います。
オウンドメディアリクルーティングは「今」顕在的に求職活動を行なっている層にも企業アピールすることができますが、
「未来」に求職活動を行う可能性がある顕在層にも貴社の魅力を訴求できます。
是非、「今」の採用活動を成功させつつ、
「未来」の採用活動まで役立つオウンドメディアリクルーティングを始めてみましょう。